Supremeの意味ってスラング?ブランドの歴史やロゴについて紹介します

どーもー!

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皆さんはストリート系ファッションブランドで好きなブランドはありますか?

ストリート系ファッションブランドと言えどこのブランドが思い浮かんできますか?

Supreme(シュプリーム )、STUSSY(ステューシー)、A BATHING APE(ア ベイシング エイプ)、Lafayette(ラファイエット)、WTAPS(ダブルタップス)、HUF(ハフ)、STADIUM(スタジアム)等々、カッコイイブランドが沢山ありますよね。

今回は2000年頃から爆発的な人気を誇るSupreme(シュプリーム )について紹介します!

Supreme基本情報(どんなブランド?)

Supremeは1994年、アパレルに特化した異色のスケーターブランドとして創設者のJames Jebbia(ジェームス・ジェビア)の手によってニューヨークで生まれました。

彼はその数年前、同じくニューヨークで「Union NYC」というセレクトショップをオープンさせ、VANS、DC SHOES をはじめ、ZOO YORK、THRASHER、SSURなどのスケーターブランドを取り扱いながら自身がデザインしたSupremeの商品を販売していました。

そのオリジナル商品が売れたこともあり、どこかダークでごちゃごちゃしたアンダーグラウンドなスケーターショップの印象を変えるべく、天井が高くて壁を白くする高級感ある内装、さらにスケートの試し乗りができるスペースを設けた店を作ったのです。

その後Supremeはモデルのケイト・モスを起用したカルバン・クラインの広告やニューヨークの街中にSupremのBoxロゴのステッカーを貼りまくったり、デザインのパクりでNCAA(全米大学体育協会)NHL(ナショナル・ホッケー・リーグ)などに告訴されるなどの大胆すぎるプロモーション戦略や、さまざまなブランドとのコラボなどが若者層に受けたことで知名度を世界的に上げました。

そして現在では定価で買えることはほとんどないことや、偽物がたくさん出回っていることでも有名になっています。

Supremeのロゴについて

↑Motion Logo↑

 

弧を描くデザインのArc Logo、流れるような動きのあるMotion Logo、メジャーリーグのユニフォームに使われていそうな字体のSCRIPT Logo、パリのブランド、courrèges(クレージュ)のロゴのオマージュといわれているClassic Logo、アラビア語のArabic Logo、「最高」や「シュプリーム」と日本語で書かれたKanji Logoなど、さまざまなロゴを発表してきたSupreme。

けれどSupremeと言えばなんと言っても赤い四角に白文字でブランド名が記されたロゴですよね。

Box Logoと呼ばれるこのロゴは、フランスのルネ・デカルトという哲学者の名言を用いたアメリカのアーティスト、バーバラ・クルーガーの1945年のアート作品をモチーフにして作られたものなのだとか。その作品にはSupremeのロゴと全く同じ赤い四角にfuturaというフォントで白文字が書かれていました。オリジナルのデザインでないものがSupremeのロゴとして、シンプルでありながら存在感があっておしゃれだと多くの人に認められて定着したのです。

Supremeはなぜ日本で人気になったのか?

Supremeができた当初、日本に店舗はなく、扱うセレクトショップも多くありませんでした。しかも手に取ったお客さんからの評価も良くなかったのです。

その後1998年、代官山にSupremeの日本第一号店がオープン。

これを機に日本でも販促活動が活発に行われます。とはいえ、今ほどインターネットが普及していなかったその頃、ストリートファッションの情報発信のメインはポパイやスマート、ホットドッグプレスなど、メンズストリートファッション雑誌でした。

その中で当時俳優として絶大な人気を誇っていた窪塚洋介さんをモデルに起用。ほとんど毎号のようにSupreme特集が組まれ掲載されたことにより、日本でもSupremeはおしゃれなストリートファッションとして広く認められるようになり、不動の地位を得ることになります。

Supremeがコラボしたブランドは?

Supremeが初めて公式にコラボしたのは創立の2年後、VANSのスニーカーだと言われています。

その後毎シーズン数々のブランドとのコラボが行われ、ルイ・ヴィトンをはじめ、コム・デ・ギャルソンTHE NORTH FACEなど、人気ブランドとのコラボはプレミア化して高値で取り引きされ、社会現象となっています。

まだコラボというスタイルが一般的ではなかった1996年、VANSとのコラボが始まり、現在に至るまでとてもたくさんの商品が生み出され、シンプルで普段使いがしやすいデザインなので、とても人気の高いコラボになっています。

2000年にSupreme がルイ・ヴィトンのモノグラムデザインのパロディで商品を作り、裁判沙汰になった17年後の2017年、ルイ・ヴィトンとの公式コラボが実現し、日本では1万人近くが行列を作るという人気ぶりでした。

ミラノやパリなどで行われる4大ファッションショーに参加しているコム・デ・ギャルソンとのコラボでは鏡文字になっているロゴマークが多くのストリート系、モード系ファンを魅了しました。

アウトドアブランドのTHE NORTH FACEとは2007年からコラボを続け、当初は人気がなかったものの、デザインの改良により現在では数あるSupremeのコラボの中で最も人気が高く入手が困難な商品になっています。

他にもシューズブランドのNIKE、裏原系ファッションブランドのUNDERCOVER、男女共に人気のアパレルブランドのPLAYBOY、アメリカのスポーツアパレルブランドのChampion、ジーンズの原点と言われるLEVI'Sなど、Supremeがコラボしてきたのは約300社とも言われています。

Supremeって昔は安かった?ウソ・ホント

Supremeは立ち上げ当時のスケートショップで売られているアパレル商品の中ではクオリティーの高さで一線を画していました。しかし、Tシャツなら7000円程度、パーカーなら20000円程度と若干高めという程度です。ところが、現在のSupremeは需要と供給のバランスが大きく崩れ、定価で手に入ることはほとんどありません。Supremeの商品を手に入れたいと思うと、転売市場からプレミア価格で買い取ることを余儀なくされているという現実があります

ハリウッドスターやアーティストなど、絶大な人気のある人たちが着用することで世界中で需要が高まり高値で取引されているのが現状です。昔定価で買えたものがその頃の10倍以上の値段で売買されるようになったことが、昔は安かったとされている所以なのでしょう。

まとめ

めちゃくちゃなことで世界を騒がせ、注目を浴びることが広告戦略のようにも見える反面、Supremeは着たいものを作りやりたいことをやるという、誰もが憧れるけどできない思想を具現化してきたブランドなのかもしれません。

Supremeの商品はシンプルな中にそのシルエットやカラー、バランスなどでセンスの良さが垣間見え、確かに品質の面でもデザインの面でも価値のあるブランドだと思います。

その価値を知ったハリウッドスターやモデル、日本では木村拓哉さんをはじめとするたくさんの芸能人たちが着用し、最近では特に三代目 J SOUL BROTHERSやBIGBANGのメンバーが着用したことでさらに注目されることとなりました。

本当に商品に愛情がある人たちが手にするのに、転売ヤーという存在を介さないと買えないという現実は商品を作っているSupreme側もやるせないのではないかと思います。

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