どーもー!
3peaceです!
ストリートファッションは気取らず楽に着られるスタイルとして人気ではあるものの、大人の男性が挑戦するのは少し難しいイメージがあります。しかし、スケーター系やサーフ系、B系など、一言でストリートファッションと言ってもそのテイストは幅広くさまざまです。
今回は、大人の男性にぴったりな、しかもルード系と呼ばれるゴリゴリの男臭さ満載のブランド『ENDERLOIN』をご紹介したいと思います。
芸能界にも愛用者が多く、スタイリストさんの間でも人気が高いブランドなのだとか。
それでは、TENDERLOIN の特徴や歴史、デザイナーやコラボの紹介など、詳しくお届けします。
Contents
ファッションブランド『TENDERLOIN』基本情報
ファッションブランド『TENDERLOIN』の名前の由来は、サンフランシスコにある地区の名前で、そこは犯罪率が高く、警察官のパトロールに特別な手当てが支給されるほどに危険な地区の名前からブランド名が付けられました。そのような街で体験したリアルなストリートカルチャーを元に服作りをするというコンセプトを設立当初から変わらず持ち続けているTENDERLOIN 。
アメリカ西海岸のカジュアルスタイルを基調にしたTシャツやデニム、ワークパンツなどのアメリカンカジュアルの中でも、アンダーグラウンドな印象のいわゆるルード(不良)系ファッションで、一切妥協せず、重厚なデザインと耐久性と機能性を兼ね備えた商品作りで、感性の高い大人の男性に愛されるストリートブランドです。
シャツやジャケットが定番商品になっていて、例えばタフさとカフスやバックルなどのディティールにこだわったレザージャケットは、革の固さを使い分けることで動きやすく作られ、シルエットを保ちながらも時を重ねるほどに味が出ることで人気の高いアイテムです。
また、アクセサリーの中でもホースシューリングやダラーリングなどの指輪は、多くの芸能人が愛用していることもあり、今でも需要の高いアイテムです。
TENDERLOINの歴史
のちにTENDERLOIN を立ち上げることとなる辺見馨氏と西浦徹氏の出会いは1990年ごろ。二人はまだ成人して間もない若者でした。やがて辺見馨氏はロンドンへ、西浦徹氏はロサンゼルスへ渡りました。
その後、帰国して古着のバイヤーになった辺見馨氏ですが、西浦徹氏との約束を果たすためにロサンゼルスに向かいます。
そして、1997年、辺見馨氏と西浦徹氏をはじめとした5人の海外に住む日本人クリエイターによってロサンゼルスでTENDERLOIN が設立。他にも東京、ロンドンという主要大都市にブランドを展開。
2009年に、辺見馨氏が脱退。
そして自身のブランド、AT LAST & COを立ち上げました。
こちらもTENDERLOIN を彷彿とさせるアメリカンなテイストのデザインやシルエットのアイテムが多く、青山に店舗を構えています。
TENDERLOINのデザイナー(辺見馨・西浦徹)紹介
(出典:インスタグラム)
1969年に東京都で生まれた辺見馨氏は、ファッションを体感する目的で24歳の時にロンドンへ渡ったものの、思うように言葉を話すことができず、土木作業で稼いでいたそうです。結局東京に戻って古着のバイヤーとして生計を立てるように。
その後、いつか一緒に何かやろうと話していた、友人である西浦徹氏が同じくファッションを体感するため訪れていたロサンゼルスへ向かい、夢の実現のために行動を開始します。
仕事をやめ、ブランド設立に向けて制作に没頭し、西浦氏の仲間や海外で知り合った友人を加えた5人でTENDERLOIN をスタート。
TENDERLOINはカリスマ的人気を誇るブランドに成長し、辺見馨氏は脱退後新ブランドAT LAST & COを立ち上げ、1920~30年代のアメリカをテーマとしたワークウェアを展開しています。
西浦徹氏は現在TENDERLOIN のグラフィックデザイナー兼取締役をされていて、プライベートでは2007年に元女優の宝生舞さんと結婚されています。
TENDERLOINとコラボしたブランドは?
日本のストリート系ブランド、RATSとは、本革とウールの切り替えと、黒地に目を引く黄色のワッペンが特徴的なスタジャンがリリースされ、RATSのブランド設立10周年にもTENDERLOIN と共に制作したジャケットを発表しました。
TENDERLOIN と同じくアメカジやストリート系ブランドのHIDE AND SEEKとは、2009年にダブルネームのシャツ、その半年後にスタジャンをリリースし、シンプルな黒のジャケットの両胸と背中に、両親ブランドの刺繍、ポケットにレザーのパイピングを施すなど、高級感あるアイテムで話題になりました。
スタイリストの大久保篤志氏が立ち上げた、かっこいい大人のスーツが印象的なアパレルブランドのThe Stylist Japanとは、かっちりしたシルエットでクラシカルでありながら細部にカジュアル感をプラスした斬新なデザインのGジャンで話題になりました。
また、歌手の坂本龍一さんや俳優の中尾彬さんも愛用されていて、日本国内だけでなく、海外セレブにも人気の高い白山眼鏡とのコラボでは、今や幻の眼鏡と呼ばれるほど手に入らないIn the Windという名前の、厚さと太さがあり存在感のあるウェリントン型の眼鏡が発売されました。
さらに吉田カバンとのコラボでは、リュックサックのデザインを共同で行い、耐久性、耐水性に優れ、非常に丈夫なコーデュラの生地が採用されていることもあって、その実用性の高さから人気商品となりました。
TENDERLOINを愛用する芸能人
TENDERLOINを愛用する芸能人として真っ先に名前が上がるのが、長年世のメンズたちのファッションアイコンとして不動の地位を築いてきた木村拓哉さん。
バラエティ番組などで着用されていたデニムのウエスタンシャツやバッファローチェックシャツジャケットが注目を集めましたが、木村拓哉さんは他にもTENDERLOIN のアイテムを多数着用されているようです。
木村拓哉さんの影響か、同じ事務所の後輩であるKAT-TUNの亀梨和也さんや嵐の大野智さん、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔さん、関ジャニ∞の大倉忠義さんもTENDERLOINのファンなのだとか。
TENDERLOIN の人気商品であるホースシューリングは、EXILEのAKIRAさん、TAKAHIROさん、三代目J Soul Brothersの岩田剛典さん、登坂広臣さん、今市隆二さん、Dragon Ashの降谷建志さん、CHEMISTRYの川畑要さんなど、さまざまなアーティストが愛用されています。
モデルの梨花さんは、TENDERLOINと吉田カバンとのコラボで製作されたリュックを愛用し、ブログにもアップされたことでとても話題になり、買い求める女性が急増したことで、今でも手に入らないアイテムとして有名になっています。
他にも藤井フミヤさんや東方神起のユンホさん、JYJのジェジュンさん、超新星のゴニルさんなど、数々のおしゃれ芸能人がTENDERLOINのアイテムを着用しているようです。
まとめ
TENDERLOIN創設者の辺見馨さんも西浦徹さんも、見るからにイカつくて近寄りがたい雰囲気ですが、それと同時に自分のスタイルを貫いていて、男性から憧れられるカッコよさが滲み出ている感じがします。
そんなお二人が生み出してきたアイテムは、ルード系と言えどユーザーを限定せず誰でも取り入れやすく、けれど唯一無二の存在感のあるものばかりでした。
妥協しない物作りへの姿勢がアイテムの魅力に繋がり、TENDERLOINは多くのファッション関係者からも一目置かれるブランドになったのだと感じました。
以上、
『TENDERLOIN』についてお届けしました。