【大友克洋】作品映画『MEMORIES』を視聴。やっぱり画力が凄いな〜

どーもー!っっ

3peaceの記事をクリックしていただきありがとうございます!

今回観た映画は『MEMORIES』

1995年12月に公開された大友克洋監修のアニメ映画です。

最近大友克洋監督作品にハマってます(笑)。やっぱりこの監督の画力が凄いわ〜。

 

第一話は『彼女の想いで』(森本晃司監督)、第二話は『最臭兵器』(岡村天斎監督)、第三話は『大砲の街』(大友克洋監督)と、オムニバス形式で進んでいきます。

今から25年前とは思えない程のクオリティの高さで、ひとつひとつの細かい描写も手を抜かず、得意分野の研究開発や見た事の無い機械など、ワクワクするような大友ワールド炸裂でした!

映画『MEMORIES』の動画が無料で視聴できる

映画『MEMORIES』の動画がFOD(フジテレビオンデマンド)無料視聴できます!

FODとはフジテレビが運営する動画配信サービス(VOD)です。

フジテレビで放送中の最新のドラマやバラエティから、過去のドラマや映画、アニメ、FODオリジナル作品など、約5000本以上の作品が見放題で配信!

しかも動画だけではなく、人気ファッション雑誌や芸能誌、生活情報誌などのその数約100誌以上の書籍も読み放題と充実の内容に!!

今なら紹介登録の方限定でAmazon Payを使うとFODプレミアムの有料プランが2週間無料で利用できます!

この無料登録をするとFODプレミアム会員限定で最大1200ポイント(1200円分)プレゼントがもらえるという事実。

8のつく8日、18日、28日に400ポイントゲット出来ますのでFODプレミアム全会員にプレゼントされる100ポイントも合わせて毎月8日には500ポイントも無料でゲット出来ちゃいます!

見放題ではない作品もこのポイントで無料で観ることができますよ!

自分が見たい作品を2週間以内見たら即解約でもOK!!

これならお金は一切かかりませんね!

↓FOD公式サイトはこちらから↓

 

映画『MEMORIES』作品情報

この映画はオムニバス映画ですが、全編1カットのみで構成したそうです。

『彼女の想いで』は大友監督の短編集を元にしています。しかし、新たにアレンジを加え、登場人物や設定は違ったものになっています。

『最臭兵器』は大友監督が映画用に新しく描き下ろした作品です。

風邪気味だった研究員の男が、解熱剤だと思い、生物化学兵器を飲んだ事により巻き起こる事件の物語です。当時は「地下鉄サリン事件」などの同時多発テロが発生した頃でした。そこからヒントを得たのでしょうか?毒ガスがまさか兵器にも匹敵するなんて、当時は微塵も思いませんでしたよね!近年では感染症まで兵器になり得るとも言われて来て、ますます水面下で何が行われているか分からなくなってきていますね。

その後に続く第三話が、原始的な『大砲の街』。この物語は戦争用に作られた移動都市が舞台で、それはなんと大砲を撃つために出来たものでした。しかもそこには、大砲を用意する仕事をする者と、その家族達まで一緒に住んでいるのです。

大友監督は後に『KABA2』という画集を出しますが、そこにも『大砲の街』が載っています。

彼女の想いで:ネタバレあらすじ

最初に、宇宙で難破船を回収する仕事をしている人達が登場します。

宇宙船・コロナで宇宙をパトロールしていると、巨大な難破船を発見し、SOSの信号も出ていました。生存者を確認するために、ハインツとミゲルは内部に侵入します。それはオペラ歌手・エヴァの持ち物でした。

エヴァは恋人にのめり込み過ぎて心変わりを恐れ、恋人を殺してしまいます。そして自ら宇宙船の中に、彼との思い出をホログラフィで保存したのです。

それを見たミゲルは、本物のエヴァが現れたと錯覚し、誘われるままにエヴァの思い出の中に引き込まれていってしまう。

ハインツはホログラフィの中のエヴァに、幸せだった頃の思い出の中で生きるように誘惑されます。そこで昔娘を亡くした時の幻覚が蘇って来ます。しかしハインツは「思い出は逃げ込む場所じゃない!」と反撃します。すると天使の置物に追いかけられ、攻撃される羽目に!

「これじゃどっちがSOSだかわからないぜ!」と言いながら逃げ回ります。

一方、コロナも攻撃を受け、大破してしまいます。ミゲルはそのままエヴァの思い出に引き込まれ、ハインツは宇宙に投げ出されてしまいます。難破船のベッドの上にはエヴァのミイラが横たわっていました。

最臭兵器:ネタバレあらすじ

薬品開発研究員の田中信男は、風邪気味で病院からまっすぐ会社へ向かいます。くしゃみをする信男に同僚が、風邪にきく解熱剤のようなものが所長の部屋にあると伝えます。

丁度所長に用があっはた信男は、所長室に入りますが不在中でした。机の上にさっき教えて貰った薬のサンプルを見つけたので、一粒飲んでみることにしました。

その直後、受付嬢が「なんだか香水みたいないい香りがする」と言い、研究室でも「これは何の臭いだ?」とみんな言っていました。すると信男は眠くなり、応接室で少し休む事に。

会社に戻った所長は、薬が減っているのを発見し、「飲んだのは誰だ」と怒り心頭!

飲んではいけない物だったようです。

信男が目を覚ますと、翌朝になっていました。受付を通ると、受付嬢が倒れているではありませんか!さらに研究室にも行くと、みんな倒れています!さらに所長まで倒れていました。信男が事故発生のボタンを押すと、画面に新薬開発局長が出て来て事情を尋ねてきました。どうやらその薬は国に頼まれて作ったた細菌兵器だったようで、すぐに薬と関係書類を届けるよう言われます。

届ける途中、花は咲き乱れ、信男とすれ違った人々は倒れていきます。この事態を取材に来たテレビ局員も救助隊も倒れていき、退避して行きます。

そして原因がわかった政府は、アメリカの特殊部隊を派遣し信男を捕獲しようとします。ついに研究本部に特殊部隊のひとりが書類と薬を届けにきます。

防御服を取ると、なんと中身は信男でした!皆一斉に逃げ出し、信男の出す臭いにやられて行きました。

大砲の街:ネタバレあらすじ

「撃ってきまーす」とお母さんに明るく挨拶して家を出る父親と息子。外に出ると、建物のいたる所に砲台が設けられています。

父親はガスマスクをして整列し、大砲の発射準備に取り掛かります。装填が完了し、入れ替わりに砲撃手が登場すると砲弾が発射されます。

息子はそのすぐ近くの学校で弾道計算を習っており、母は砲弾工場で働き、同時に昼休みに入ります。

家に帰ってテレビをつければ敵移動都市への砲弾の効果が謳われ、「撃てや撃て、力の限り、町のため」というスローガンが流れて来ます。チャンネルを変えれば"大砲一家"というドラマが入っていました。

息子は戦争の漫画を描いています。

そして「僕は大きくなったら砲撃手になるんだ。お父さんみたいに装填手じゃなく」と、子供まで砲撃手に憧れている様子。

息子は、廊下の砲撃手の肖像画に敬礼し、眠りにつきます。大砲の街はとにかく生活そのものが戦争一色でした。

見どころ

どれも最初はなんの話かわからない所がポイントだと思います。

しばらくわからないまま見ていると、意外な展開が顔を出し、徐々に自然と物語に引き込まれて行くしかけがやるな〜と感じざるを得ません。

最初にインパクトのあるネタを持って来て、一気に興味を引き付けるやり方も勿論好きです。それはそれで中毒性があります。が、そのタイプは最後まで見てしまうとお腹いっぱいになってしまって、それで終わってしまいます。

大友監督の作品は、2度見したくなる様な深い意味が隠されていそうな展開や、時代を経てもう一度見ても色褪せない、未来にもつながるメッセージが込められていて、また新しい発見があるところが魅力だと思います。

まとめ

第一話は、最初はよくある宇宙船を全面に押し出した、未来の話なのかと思っていました。しかし女性の思い出を封じ込めた理想郷を、誰にもわからない宇宙でこっそり実現させるなんて、どこのマダムか!?しかもこっそりにしてはデカ過ぎだろう!とツッコみたくなりました。

さらに恋人を殺してしまうなんて、正気の沙汰じゃないね〜(゜o゜;。大物歌手だけにやる事もデカイ⁉なんか巻き沿いになったハインツが一番可哀想でした。

 

第二話は、知らないうちに普通の人間が毒ガス兵器になっていた!という所が、今のコロナウイルスの拡散を彷彿とさせます。感染していても症状が無い人もいて、本人が気づかないうちに誰かに移している可能性があるっていうのが怖いですよね。

 

第三話は、まず絵が今迄とはちょっと違ったタッチで描かれていて、外国の絵本みたいで可愛かったです。作業員がみんな同じ格好をしていて、ロボットみたいでした。

奥さん達も大砲を撃つ手伝いをして、そのすぐ近くで子供達が大砲の勉強をしながら普通に暮らしているなんて、どんな世界なんだか。それに敵が見えないのに、大砲で勝てるのか疑問に思う人が出て来なかったのが印象的でした。

戦争しか知らないでいると、皆それが正しい事だと思ってしまうのも恐ろしい事ですね!

 

『MEMORIES』は、戦争の盛んだった過去の日本の記憶、当時のサリン事件の記念に作ったような『最臭兵器』、そして個人の思い出をホログラムで保存できるかもしれない未来のお話まで、様々な"思い出"をテーマとして作られたバラエティパックの様な楽しい作品でした!

 

今ならこの映画はFOD(フジテレビオンデマンド)で初回登録の方は2週間も動画が無料で視聴できますよ。

 

↓FOD公式サイトはこちらから↓

 

おすすめの記事