【三木聡監督作品】映画『図鑑に載ってない虫』が面白い!

おはこんばんちは!

3peaceの記事をクリックして頂きありがとうございます!

 

今回観た映画は『時効警察』三木聡監督による『図鑑に載ってない虫』

伊勢谷友介さん演じる "俺"が 水野美紀さん演じる美人編集長に、ある仕事を言い渡される所から物語が始まります。それは“死にモドキ”という死後の世界が見られると噂の虫を探し出し、自ら実験台になるというものでした。

"俺"は松尾スズキさん演じるエンドーも巻き込み、その虫を探す旅に出ます。旅の途中で菊地凛子さん演じるSM嬢サヨコ、岩松了さん演じる目玉のおっちゃん、ふせえりさん演じるチョロリも加わり、愉快な旅が始まります。

果たして"俺"は死にモドキを見つける事が出来るのでしょうか。

映画『図鑑に載ってない虫』の動画が無料で視聴できる

映画『図鑑に載ってない虫』の動画がFOD(フジテレビオンデマンド)無料視聴できます!

FODとはフジテレビが運営する動画配信サービス(VOD)です。

フジテレビで放送中の最新のドラマやバラエティから、過去のドラマや映画、アニメ、FODオリジナル作品など、約5000本以上の作品が見放題で配信!

しかも動画だけではなく、人気ファッション雑誌や芸能誌、生活情報誌などのその数約100誌以上の書籍も読み放題と充実の内容に!!

今なら紹介登録の方限定でAmazon Payを使うとFODプレミアムの有料プランが2週間無料で利用できます!

この無料登録をするとFODプレミアム会員限定で最大1200ポイント(1200円分)プレゼントがもらえるという事実。

8のつく8日、18日、28日に400ポイントゲット出来ますのでFODプレミアム全会員にプレゼントされる100ポイントも合わせて毎月8日には500ポイントも無料でゲット出来ちゃいます!

見放題ではない作品もこのポイントで無料で観ることができますよ!

自分が見たい作品を2週間以内に見たら即解約でもOK!!

これならお金は一切かかりませんね!

↓FOD公式サイトはこちらから↓

 

映画『図鑑に載ってない虫』の作品情報

映画『図鑑に載ってない虫』は、2007年夏に公開され、三木聡さんが監督・脚本を手掛けています。

三木聡さんといえば、バラエティ番組『タモリ倶楽部』、『ダウンタウンのごっつええ感じ』、『トリビアの泉』などの放送作家としても活躍し、『時効警察』など脱力系の笑いを得意とする、独特の世界観が人気の監督さんです。

主演は最近ドラマや映画に引っ張りだこの伊勢谷友介さんが務めます。

最初髪型も服装も伊勢谷さんのイメージとかけ離れているので、誰か気づくまで時間がかかりました!

また三木聡さんの作品には、大量の美術小道具が使われており、どこか毒っ気があって遊び心溢れる表現方法も、見どころのひとつになっています。

キャスト紹介

 

●“俺”役-伊勢谷友介
売れないルポライターで、「月刊黒い本」の美人編集長(水野美紀)に借金があります。

 

●エンドー役-松尾スズキ
ヒッピー風の出で立ちの変わり者で、"俺"の友人です。

 

●サヨコ役-菊地凛子
SMクラブで働いている自殺願望のある女性です。

 

●美人編集長役-水野美紀
人使いが荒い「月刊黒い本」の編集長です。

 

●目玉のおっちゃん役-岩松了
真島を探すジャガー族の組員で、鯉のぼりの目玉のついたシャツを着ていたので、エンドーが"目玉のおっちゃん"と名付けます。

 

●チョロリ役-ふせえり

甘いものを食べさせると情報を教えてくれる、目玉のおっちゃんの舎弟です。

ふせえりさんは三木聡さんの奥さんで『時効警察』にも出演しています。役作りのための角刈りには脱帽です!

 

●モツ煮込み屋の親父役-笹野高史

笹野さんがカウンターに立っていると、本当の焼肉屋さんに見えるから不思議です。
自然に溶け込んでいます!

 

●真島役-松重豊

『孤独のグルメ』でお馴染みの名脇役さんですが、カメラマンもハマり役!まさにカメレオン
俳優ですね。

 

●サヨコの母役-高橋惠子

『太陽に吠えろ』の婦人警官役の印象が強いですが、こんな不思議な役も出来るなんて、演技の幅が広いですねー!

 

●SMの女王様-片桐はいり

どこにいても印象に残る佇まいはこの人にしか出せませんね。そしてなんかオシャレ。

 

●ホームレスの親父役-森下能幸

犯人やストーカーの役とか、いつも奇妙な役がお得意の俳優さんですよね。今回も振り切った演技が最高です!

 

●半分男役-村松利史
俳優・構成作家の村松さん、半分になっちゃいました。半分になっても何故か明るい!

 

●ツボ師匠役-園子温
「胃の中にあるツボを押すと風邪をひかない」と独自の健康法を発見した人物です。

 

●黒幕の男役-マメ山田
名前が面白いので調べてみました!

マメ山田さんは小人症で「日本で一番小さな手品師」と呼ばれているそうです。マジシャンだったんですね。

マメさんはみたま祭りの見世物小屋で手品を披露したり、過去にストリップ劇場に出演したり、AV男優として出演してみたり、様々な分野で話題になっているそうです!

この作品の世界観にピッタリですね。

●黒幕の部下役-嶋田久作

コワモテの代表といえばこの人ですね!
いい味出してます。

●海の家のおばさん役-佐々木すみ江

佐々木さんは芸歴68年のベテラン女優さん。

登場するとあ〜あの人だ!と誰もが見た事がある、おなじみの女優さんですよね。しかし去年、惜しまれながらもお亡くなりになってしまいました。

●チュッパチャップスさん役-新屋英子

いつも大量のチュッパチャップスに囲まれている元海女さん。三木聡監督の作品『インスタント沼』(2009)にも出演しています。

新屋さんは戦後から劇団関西芸術座に所属し舞台を中心に活躍し、山田洋次監督の映画『学校』にも出演しています。しかしこの方も悲しい事に2016年5月、87歳でその人生に幕を下ろしました。

●アメリカンドッグ屋の店長役-いか八朗

いか八郎さんという名前が気になって調べてみました!

この方は作曲家から俳優に転身後、お笑い芸人・漫談家に転身し、数々の作品に出演していました。あの『テルマエ・ロマエ』にも出ていたとか!しかし残念な事に、2018年5月に老衰のため84歳で死去してしまいました。

●色っぽい写真屋役-呉キリコ

妖艶な姿で意味深な言葉を残します。

 

●若い半裸の女役-高田郁恵

臨死体験ショーで実験台になる女性。

 

●ミンミン役-キタノ・ラニー・パギリナン
真島の死に別れた恋人。

あらすじ

一回死ぬ

売れないルポライターの"俺"はある日、美人編集長に「悪いんだけど、一回死んでくれない?」と言われます。

その美人編集長は「一度心臓が停止して、数時間後に蘇生する虫(死にモドキ)を手に入れ、死後の世界がどうなってるか調べでほしい」と伝えます。

もちろん"俺"は断りますが、編集長は"俺"の借金を理由に「間に合わなかったら殺すわよ」と脅し、"俺"は渋々引き受けることに。

消えたカメラマンを探す

そこで、"俺"の友人のエンドーも誘うことにしました。編集長が「カメラマンの輪島が死にモドキを探したまま行方不明だ」という話を聞き、まずは二人で輪島の部屋に向かいます。

輪島の部屋にはエレキバンが貼ってある謎のメモが残されていました。エンドーがSMクラブのチラシも見つけました。
そこへジャガー組の組員・目玉のおっちゃんが現れます。

彼も輪島を探しており、「輪島は師匠の所へ行ったらしい」と語ります。

個性的な面々との出会い

目玉のおっちゃんは電車で、"俺"達は船で探す事にしますが、海賊に襲われ、車で探す事に。

それからチラシのSMクラブに行ってみました。SMの女王様曰く、そこはちょうど店じまいする日でした。特に手掛かりはなく、ついでにそこで働いていたサヨコを乗せていく事にしました。

とりあえず焼肉屋「内蔵」で腹ごしらえ(笑)。サヨコはリストカットマニアのバンドマンで、ライブでは客に内蔵をぶちまけるパフォーマンスをしていました。更に、サヨコは「これで死んだお婆ちゃんを生き返らせた事がある」と猿の腕の剥製を持ってきました。

ネタバレ

真島のカメラが見つかる

翌日、公園に行くとホームレスが何故か真島のカメラを持っていました。それから目玉のおっちゃんと合流すると、舎弟のチョロリと会い、一緒に死にモドキを探す事に。

真島のカメラのフイルムを現像してみると、"臨死体験ショー"の写真がありました。

写真屋の女性は「毎晩やっているお祭りよ。でも行かない方がいいわ。なんだかそんな気がしたの」と不気味な高笑いをして去って行きました。

ゾッとする祭り
"俺"達はそのお祭りに行ってみる事にしました。案内役は軍服を着た上半身しかない男でした。

若い女性が実験台になり、赤い液体を飲み、一回死にます。半分男は「5つ数えると生き返ります」〜しかし!全く生き返りません。

半分男は「この娘を切り刻んでしまいましょう!ご安心下さい。この遺体は蟹でございます!」とシーツをめくると中から大量の蟹が飛び出して来ました!

ここでも大した収穫はありませんでした。

チョロリの有力情報

チョロリの情報で師匠は「こじきの巣」にいると聞き、その島へ向かうと、奥から真島が出てきました!真島が師匠の元へ案内すると、師匠が死にモドキの絵を見せてくれました。それはまるでダニにペンキでドクロの絵を書いたような虫でした。

ひょんな事からサヨコが死にモドキの居場所を突き止め、"俺"たちは捕獲の準備をします。いよいよ死にモドキが飛んでくる時間になると意外と大量に飛んで来て、漬物樽いっぱいになりました!

死にモドキドリンク完成

俺とエンドーは、死にモドキの液体を一緒に飲みました。俺が気がつくと、エンドーの顔が青紫に!エンドーは救急車で運ばれて行きますが、その後探してもどこにもいません。他の仲間とも連絡がつかなくなってしまいました。

その後何かのキッカケでサヨコの家がわかり、尋ねると母親が出てきました。母によると「サヨコは10年前、海で私がアイスを食べている間に溺れて死にました」とのこと。俺はわけがわかりません。しかも何故か自分だけアイスを食べて、俺にはくれませんでした。

俺は母がいないすきに冷凍庫からアイスを盗もうとしました。すると、猿の手がありました。

奥から腕を掴まれ、気がつくと棺桶で焼かれる寸前でした!エンドーと、他の仲間たちも居ます。俺は「生きてるぞー!」と叫びました。

俺は「虫による幻覚の可能性は高いけど、とにかくなんかスッキリした。まぁ生きてる事も、死ぬ事も、大してかわりは無いって事。」とパソコンに打ち込みました。

見どころ

 

見どころは沢山ありますが、やっぱり"俺"エンドーと一緒に死にモドキを使って臨死体験に挑む場面ではないでしょうか。
エンドーの顔が青紫色になった時は『陸海空 こんな時間に地球征服するなんて 部族アース』(テレビ朝日)を思い出しました!これはナスDのパクリじゃないですか!

この時点で絶対死なないなと思いました(笑)。

サヨコのお母さんが子供が溺れてるのにアイスを食べていたり、冷凍庫に猿の手が入っていたり、夢の内容ってちょっと怖くてこんな不思議な感じだったなーと思い出しました。

私が子供の頃、塀から落ちて背中を打った時に、色んな場面がごちゃまぜになって、高速で頭に浮かんで来た事があります。もしかして臨死体験と夢は近いのかも?とも思いました。

感想とまとめ

すっごく面白かったです。特に小道具や衣装が印象に残り、それだけで退屈しません。

ライブで内蔵ぶちまけや実験台になる女性のからくり人形みたいメイクにパンクテイストな片桐はいりさん!

加えて、臨死体験ショーの入り口の手書きの看板や半分男の醸し出す雰囲気が、沖縄の米軍払い下げ品の店(万国百貨店)みたいでどこかノスタルジックで怖い所も素敵でした!

更にお亡くなりになった方が三人もこの映画の中で生きているのがまた不思議。今頃見る人にしか体験出来ない感覚ですね!まるで最初から最後まで夢を見ているようでした!

そして最後、「虫による幻覚の可能性は高い」って、虫の毒かアレルギー反応だったの⁉⁉じゃあ、死にモドキじゃなくても、危なそうな虫食べれば臨死体験出来たのかも(笑)。っていう事にやっと気付かされました〜。

「図鑑に載ってない虫」は死にそうな時にもう一度観たい映画でした!

 

今ならこの映画はFOD(フジテレビオンデマンド)で初回登録の方は2週間も動画が無料で視聴できますよ。

 

↓FOD公式サイトはこちらから↓

 

おすすめの記事