どーもー!
おはこんばんは!
3peacの記事をご覧頂きありがとうございます!
まだまだ外出自粛が続きそうですが、皆さんはいかがお過ごしですか?
正直、家の中にずっと居るのは結構辛いですよね。
私はこんな時は普段ゆっくり観ることが出来ない映画や読書などで楽しみを見付けてます!
今回は2008年に公開された草間彌生さんのドキュメンタリー映画『≒草間彌生 わたし大好き』を視聴しました!
草間彌生さんが1年半にわたって手掛けたあの大作「愛はとこしえ」を制作する様子に密着した内容となってます!
作品制作の様子はもちろん、普段の何気ない草間さんの魅力が垣間見られる、貴重な映像が沢山公開されてますよ。
作品はテレビなどでよく目にする事はあっても、草間さん自身の映像をじっくり見たことがある方はまだ少ないのではないでしょうか。また、完成までの過程も見届ける事が出来るなんて、そんな機会はなかなかありませんよね。
私は「一体草間さんはどんな人なんだろう?」と前から気になってはいました。
そこで、年齢不詳で不思議な魅力のある草間さんの世界を覗いてみました!
Contents
草間彌生 プロフィール
草間さんは1929年3月22日生まれで、現在はなんと90歳!まだまだ草間彌生は健在です!!
映画を見るとわかりますが、本人はあまり年齢を聞かれるのが好きではないようですね(笑)。
草間さんは長野県松本市の種苗業の家に生まれ、わりと生活には恵まれていたのかな〜
小さい頃から絵を描く事が好きで、母親が呆れるほどいつも絵を描いていたそうです。また、草間さんは統合失調症(医学博士西丸四方が診断)に悩まされていました。
絵を描く作業は、次第に幻覚や幻聴を絵に表現する事で、草間さんが落ち着きを取り戻す為の大切な儀式にもなって行きます。
それが現在では有名な、あの水玉モチーフが誕生したキッカケだったって知ってましたか?
「第一回全信州美術展覧会」(1945年)では16歳で初入選を果たします。これは疎開してきた画家集団による展覧会だったそうです。
その後1957年に渡米すると、当時"ハプニング"と呼ばれた過激なパフォーマンスを披露します。それは裸の男女に水玉をボディペインティングし、ブルックリン橋で反戦を訴える活動で、それにより草間さんは「前衛の女王」と呼ばれました。
しかし1973年、親友兼パートナーのジョゼフ・コーネルが亡くなってしまい、そして草間さんは日本へ帰国し、入院することに。
帰国して5年後、小説にも挑戦し『マンハッタン自殺未遂常習犯』を発表します。
その後1983年に『クリストファー男娼窟』という小説では、第10回野性時代新人文学賞を受賞することになります。題名からしてインパクト大で、ついつい気になってしまいますね!
ところで、気なる受賞歴ですが、2000年 の第50回芸術選奨文部大臣賞から始まって、2003年にはフランス芸術文化勲章オフィシエ受賞、2006年に高松宮殿下記念世界文化賞を受賞し2016年には 文化勲章など、10回以上の受賞歴がありました!
どれも格調高い賞ばかりで、この人の凄さを実感してます!
草間彌生さんの映画が無料で見れる
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映画『≒草間彌生 わたし大好き』基本情報
秀でた芸術家に密着したドキュメンタリーシリーズの第5弾である『≒草間彌生 わたし大好き』は2008年に公開され、その人気ぶりから、2017年にも再上映されています。
監督は、約22年間に渡って草間さんの5本ものテレビ番組を制作して来た、松本貴子さん。
松本さんが密着して感じた事は「最強の草間作品は“草間さん自身”だということ」と語っています。
今作に出てくる草間さんのモノクロ作品シリーズ「愛はとこしえ」は全部で50作もあります!
この映画は、その大作に取り掛かるところを取材し、普段の様子にも密着したドキュメンタリーとなっています。
年齢を感じさせない草間さんのエネルギッシュな活動ぶりと、その集中力には本当に驚かされます!
あらすじ
草間作品の紹介!
はじめにピンク色のインパクトのある髪型をした女性が登場します。それは草間彌生さんでした!改めて見るとやっぱり目立ちますね〜!
それから草間さんの絵画や立体作品が紹介されていきます。
パッと目を引く真っ赤で巨大な水玉イソギンチャクや、ミラーボールのような銀色の球体が沢山吊り下げてある「宇宙の水玉カフェ」など、どこかサイケデリックで60〜70年代を思わせるデザインが素敵です。
作品展では沢山の海外からのファンや若い女性が、草間さんと写真を撮ろうとしていました。
草間さんは「アーティストってのは自分の作品が一番いいと思ってないと、暮らしてかれないの」と語っていました。確かに私もそう思います。
それからあの有名な水玉のカボチャが登場!
船着き場に忘れ物のようにドン!と鎮座しています。
この世界観こそ草間彌生さんだな〜と思いました。インスタ映え間違いわ〜
それから事務所に花が届き、「随分お花来たねー」と草間さん。
見た目は派手だけど、普段はゆったりして普通のおばさんみたいな話し方でした。
が、監督が年齢を聞くと、「そういう事聞かないでね。そういう事聞くから嫌なのよね私。写真撮りに来てる人」と機嫌が悪くなってしまいました(笑)。
ドットパターンの制作
2004年、計50枚の完成を目指し「愛はとこしえ」の制作を始めます。
草間さんはマッキーで黒い水玉をひとつずつ書き加えて行きます。
改めて見ると、本当に手でひとつずつ地道に描いているんだなーと大変さを実感しました!
それから下書きなしのフリーハンドで長い線を引いていきます。微妙な曲線の上に人の横顔を沢山重ね書きして行くと、ちゃんとバランス良く作品になっていくのが面白いですね。
そこへ文化勲章受賞の知らせが届きます。
草間さんは「何着て行こっかな〜」とワクワクしていました。
そして着て行ったのはやっぱりピンクのウイッグに合わせたショッキングピンクのドレスでした。
やっぱりこれだった!さすが草間彌生。どんな時も自分らしくいられる姿は素敵です。
貴重な制作映像
それからまた「愛はとこしえ」の制作に取り掛かります。今度は上からの撮影です。
上から撮ると真ん中に草間さんの頭があって、草間さんも含めてひとつの作品に見えます。しかし!完成しても何の絵か全くわかりません(笑)。正に芸術とはこのことですね!
それは"川の流れ"でした。言われてみれば中心に吸い込まれていく線で、水の流れがうまく表現されていました。まず見ないで描けるのが凄いと思いました!
草間さんは原画を手元に残したいと思い、スクリーンプリントを作ることにしました。
仕上がりを見た草間さんは、「わー素敵〜!絶対ウケるよ。ニューヨークで」と喜んでいました。
草間さんは渡米経験がありますが、当時は不眠不休で制作をし、病院に担ぎ込まれた事があったそうです。こんな集中力私にも欲しい…
ネタバレ
やっぱり自分大好き⁉
世界文化賞の授与式で、「感銘を受けた本は?」と尋ねられた草間さんは「自分の書いた本以外興味が無い」とハッキリと答えていました。やっぱり(笑)。
雑誌に載った自分の詩を読んだ草間さんは「すごい素敵!天才的だね?」とチラッと見て言いました。そろそろちょっとイラッとして来ました(笑)!でもなんか憎めない感じは、人柄でしょうか?
たけしも水玉にされる!
テレビ番組の「たけしの誰でもピカソ」に出演したことがありました。
エンディングで水玉のダンサーたちに囲まれて「好きに踊って下さい」という無茶振りにも動じず、たけしさんのおでこに水玉のシールを貼って踊りだしました!
このノリ、黒柳徹子さんに似てると感じてしまったのは私だけでしょうか…
絵の向きはどっち?
そしてついに50枚の絵が完成します!
スタッフが「絵の向きはいかがいたしますか?」と聞いています。確かに私も向きがわかりません!
最後に50枚の絵を道路の両側に並べて長い廊下を作り、真ん中に草間さんが座ります。
監督が「生まれ変わったら何になりたいですか?」と尋ねると草間さんは「絵描き」と答えました。そして「本当にどうもありがとう。私を支えてくれて」とお礼を言いました。
見どころ
一番の見どころはやっぱり、「愛はとこしえ」を制作中の映像ですかね〜
絵を完成した状態で見ると、目で見た印象しか頭に入ってこないので、この一枚にどれだけの労力が費やされて、どのように仕上がって行くかがわかりません。
それに一人で集中したいアーティストの方の制作現場には、普段は入れないからです。
私は見ながら真似して書いてみたくなりました。
感想
草間さんの第一印象は、我が道を行く感じが樹木希林さんに似てるな〜と思いました。
なんとなくお二人の顔から雰囲気まで似てますよね(笑)
個性的で流されず、毒々しさが感じる草間彌生さんが私は好きです。
そして眼力があり、意外と歩くのが速い事に驚きました。
一見ヘンテコで奇妙な絵なんだけど遊び心があり、ちゃんと意味もある所が人気の理由なのでは?と思いました!
これからの作品も見てみたくなりました!